トレカの文字が小さすぎて読めない?印刷に最適な文字の大きさ
トレカのデザインを考えたり、作ったり、AIで生成したものが、
印刷したら文字が小さすぎて読めない!そんなことが起きることがあります。
トレカは特にカードサイズが小さいため、データ上で見ていて読める文字でも、実際に印刷すると読めないということがあります。(弊社でよく印刷する「名刺」も同じようなケースがございます…。)
パソコンやスマホの画面では、拡大すればどんなに小さな文字でもハッキリと読めます。
ですが、実際の印刷機では物理的な限界が存在します。
せっかく時間をかけて作ったデザインをイメージ通りトレカとして印刷にするため、
データ作成時に必ず知っておくべき「文字と線のルール」を解説します。
液体インクが引き起こす「にじみ」の落とし穴
なぜ画面で見える文字が、印刷すると読めなくなってしまうのでしょうか。
その理由は、インクの「にじみ」にあります。
印刷機から紙へ転写されたインクは、コンマ数ミリというごくわずかなレベルで周囲に広がります。
画面上では文字の中に十分な隙間があっても、実際の印刷ではその隙間にインクが流れ込み、文字の穴(「お」や「め」、アルファベットの「e」や「a」など)を埋めてしまうのです。
特に注意が必要なのが、「濃い背景に白い文字(白抜き文字)」を配置するデザインです。
この場合、周囲の濃いインクが白い文字を塗りつぶすように内側へにじんでくるため、通常の黒い文字よりも圧倒的に潰れやすくなります。
また、白抜きの場合、「版ズレ」という印刷ならではの問題も重なってくる場合があります。
これは、複数の色(主にCMYK)を重ねて印刷する際、各色の位置がわずかにずれてしまう現象です。
オペレーターの技術力が高ければ高いほど起こりにくくなる現象ですが、
格安ネット印刷通販ですと頻繁に見かけることがあります。
必見!「6pt」と「0.25pt」の境界線
トレカは限られたスペースにたくさんの情報を詰め込みたくなりますよね…!
しかし印刷機が綺麗に表現できる限界値は決まっています。
これは多くの印刷会社や同人誌印刷所でも共通して呼びかけられている業界標準のルールです。
・フォントサイズは「6pt(ポイント)」以上を死守する
これより小さくなると、文字の判別が急激に難しくなります。
特に漢字の多いテキストや、複雑な画数の文字は一気に黒い塊になってしまいます。
・線の太さは「0.25pt(約0.1mm)」以上にする
フレームの装飾やキャラクターの輪郭線など、0.25pt未満の極細線(ヘアライン)は、印刷時にかすれて途切れたり、完全に消えてしまったりします。
白抜きの線の場合は、さらに安全を見て「0.5pt以上」を確保するのがおすすめです。
・文字のデザイン(書体)にも配慮する
「明朝体」のように横線が極端に細いフォントは、縮小すると線が消えやすくなります。
小さな文字や効果テキストには、線の太さが均一で視認性の高い「ゴシック体」や「サンセリフ体」を選ぶのがおすすめです。
入稿前に「原寸大」で確認する習慣を
文字潰れを防ぐ最も簡単な対策は、「データを拡大せずに、実際のカードサイズ(100%表示)で画面を見てみる」ことです。
もしその時点で少しでも「見づらいな」と感じたら、
印刷したときはさらに読みにくくなると考えて間違いありません。
データ作成の初期段階で、解像度を必ず「350dpi」に設定しておくことも、文字の輪郭をシャープに保つために不可欠な設定です。
文字がつぶれて読めない!なんてことがなくなるよう、ぜひ気を付けてデザインをしてみてください。
オリジナルトレカ.comでは、個人の方から企業・団体まで幅広く印刷しております。
